iOS 8.x 以降で使用できる docomo Wi-Fi 用のプロファイル

世間では iPhone 6S が発表されようとしているなか、ようやく私も iPhone 5 から iPhone 6 に、キャリアを au から docomo に乗り換えました。
そこで、いろいろ試したところ、docomo Wi-Fi 用のiOS 8.x 以降対応のプロファイルを作成しましたので、公開します。
接続にあたっては「docomo Wi-Fiユーザ ID」と「docomo Wi-Fiパスワード」が必要になりますので、docomo Wi-Fi設定の確認・変更 からメモを取るなどして用意してください。

2015年8月現在利用できる docomo Wi-Fi の SSID は、以下の4つです。

○ サービスエリア docomo Wi-Fi

SSID:docomo
セキュリティ:WEP、802.1x
セキュリティキー : e3f4aad65c
※ 2013年11月1日以降順次終了

SSID:0000docomo
セキュリティ:WPA2-PSK-CCMP
セキュリティキー : B35D084737

SSID : 0001docomo
セキュリティ:WPA2-EAP-CCMP
セキュリティキー :(設定不要)

○ docomo Wi-Fiローミングエリア

SSID : mobilepoint
セキュリティ:WEP
セキュリティキー : 696177616b
※ ローミングエリアのご利用時には月額料金のほかに別途ローミング利用料金が発生します。

と、いろいろありますが、「mobilepoint」は、なんだかお金がかかりそうですし、いまどき WEP って、使いません。
「docomo」は順次終了とのことで、これもパス(ちなみに、本日利用した N700系 新幹線では、これがある意味つかえました。ある意味とは、接続数が多いのか何か分かりませんが、ブチブチ切れて使いものになりません。テザリングで電波飛ばしているほうが、よっぽど安定しています)。

ということで、「0000docomo」と「0001docomo」用のプロファイルのみ作りましたので、お使いください。

0000docomo 用
ログアウト用に、ポータルと一撃ログアウトの WEB クリップをつけています。
削除できますので、不要な場合は削除してください。

0001docomo 用
0001docomo 用[追加:2019年2月5日]
0001docomo は、本来 SIM の情報をもとに認証を行うようになっておりまして、有効な契約のある SIM を端末にセットしないと使えないのですが、このプロファイルでは、もう一つの認証方法を利用するように設定されていますので、インストール時に「docomo Wi-Fiユーザ ID」と「docomo Wi-Fiパスワード」を入力すると、0001docomo に接続できるようになります。
自動接続をオンにするとストレスフリーで使えるカモ。
また、認証時に証明書を使用しますので、ルートCA(VeriSign Class 3 Public Primary Certification Authority – G5)の証明書も埋め込んであります。

[追記:2018年11月10日]
本記事で公開しているプロファイルそのままでは、接続できないとのコメントをいただいております。
追加で以下の証明書をインストールし、設定>一般>情報>証明書信頼設定 からアクティブにして試してみてください。
Baltimore CyberTrust Root
DigiCert Global Root CA
[追記:2019年2月5日]
未検証ですが、Baltimore CyberTrust Root と DigiCert Global Root CA の 証明書をバンドルしたプロファイルをアップロードしました。
0001docomo 用

なお、いずれの組み合わせでも、二重ログインはできない仕様になっているようですので、ご注意ください。

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コメント

  1. いけ より:

    Macを持っていないのですが、iOS8.x で使えるフレッツ・スポット(WEP、web認証)のプロファイルはどうやって作ればいいのでしょうか。

    • abten より:

      コメントありがとうございます。
      基本的に Apple Configurator 2 は、Windows版が提供されていませんので、Mac をお持ちでないのであれば手動で作るほかありません。
      プロファイルの中身を見てみるとわかるのですが、その内容は XML 形式で記載されていますので、テキストエディターで編集することができます。
      プロファイルの編集にあたって必要となる技術資料は、こちらが参考になると思います。
      https://developer.apple.com/構成プロファイルキーのリファレンス
      ちなみに、私には手動で編集する技術はありません。
      また、当方フレッツ系回線を一切利用していませんので、フレッツ・スポットのサービス内容が分かりませんので、その実現性を含めて回答不能な状態です。
      なお、一部のサードパーティ系のサービスでは、Windows環境での作成をサポートしているものもあるようですが、内容不明です。
      http://www.bizmobile.co.jp/news_02.php?id=3906&nc=2
      ご容赦ください。

      • いけ より:

        下記サイトにてフレッツ・スポットのプロファイルを見つけましたが、web認証は手動でした。
        ttp://www.netvision.co.jp/moopener/ios-help/ios-profile/profiles.html

        webクリップはエディタで作るのは難しいですね。

        • abten より:

          情報提供ありがとうございます。
          Webクリップは基本的にはブックマークですので、配布用には向いていませんが、ブックマークで代用できます。

  2. 源田 より:

    こんにちは

    自分でプロファイルを作成しようと思って行動していたところこちらのサイトを発見しプロファイルを利用させていただきました。ありがとうございます。

    0001の方で接続を試みるも接続できない旨表示が出てしまいます。

    現在だと使用不可能になってしまったのでしょうか?

    アドバイスいただけると助かります。

    • abten より:

      コメントありがとうございます。
      現在、ドコモから格安SIMに乗り換えてしまっているので、環境がないため検証できません。申し訳ございません。

      ドコモの仕様変更があったかどうかは確認できておりません。
      記事の公開当時、0001docomoは、EAP-SIMとEAP-PEAPの二つの認証方式をサポートしていました。
      本記事に掲載している0001docomoのプロファイルは、EAP-PEAPに対応したプロファイルになっております。
      通常NVMOのドコモ回線ではなく、ドコモ契約のSIMを挿したiOS端末であれば、プロファイルをインストールすることなく、0001docomoのWiFi接続をタップすることにより、EAP-SIMで認証され接続完了するはずです。この環境でプロファイルをインストールするとひょっとしたら設定が競合するかもしれません。
      本記事で掲載しているプロファイルはドコモ契約のSIMを挿していないiOS端末で0001docomoに接続することを想定しています。

      EAP-SIMに対応したSIMを挿して利用する場合は、EAP-SIMで認証できるか試してください。その環境を常用するのであれば、EAP-SIMで認証し使用することをお勧めします。
      EAP-PEAPを利用するのであれば、一度0001docomoのプロファイルをアンインストールして、再インストールを試みてください。
      その際、プロファイルにバンドルされている証明書のインストールを確実に行ってください。また、0000docomoに接続できるIDとパスワードを確実に入力してください。

      さらに注意を要することが、0000docomoの認証と0001docomoの認証は排他的です。同時接続はできません。0000docomoで認証したあとログアウトしなければ、0001docomoで認証することはできません。必ずログアウトしてください。

      これで接続できなければ、ごめんなさい、私には検証する環境がないので、これ以上のフォローアップは不可能です。申し訳ありません。

  3. 源田 より:

    アドバイス有り難うございます。
    SIMがドコモでは無いので当方もSIM認証は対応してません。

    当方も色々替えてプロファイル佐久際して試してみました。

    ドコモのHPに答えが書いてあり解決しました。
    ドコモの指定する証明書が変わっているようです。
    ドコモの指定するもの2つに指定してあげたらおおよそ(当方では不具合全くなし)での使用が可能になりました。

    有り難うございました。

    • abten より:

      検証結果をお知らせいただいて、ありがとうございます。
      証明書が変わっているかもと思っていましたが、有効期限が残っていたので、大丈夫かなーと思っていました。すいません。

      追加のルート証明書は [Baltimore CyberTrust Root] と [DigiCert Global Root CA] でよろしかったでしょうか?
      https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/service/wifi/docomo_wifi/usage/other/windows10_auto.pdf
      近々記事に反映いたします。時間ができたらプロファイルも作り直そうかなぁと思います。

      情報提供ありがとうございました。

  4. 源田 より:

    こんにちは

    その二つで大丈夫です。

    ありがとうございます。

    • abten より:

      ご確認ありがとうございます。取り急ぎ、追記しました。
      時間ができたら、プロファイルを作成したいと思います。